基本理念
近年の医療技術の進歩は、目を見張るところがあり、社会及び医療機関において、我々衛生検査所で実施される検体検査に対する責任・期待は益々大きくなっている。
また、検体検査におけるデータは、医療機関等を通して、国民医療の中で、診断・経過観察・治療方針の決定等の情報を提供しており、国民の生命・身体に直接影響を与えるおそれがある。また、倫理性の高い情報サービスであり質の確保が必須である。
この認識に立って、一般社団法人 日本衛生検査所協会(以下「日衛協」という。)加盟各社(以下「会員会社」という。)は、この度「検体検査プロモーションコード」を制定するものである。
我々、衛生検査所は、医療関係法規、臨床検査技師・衛生検査技師等に関する法律、独占禁止法等の関連法規を遵守し、検体検査業務において適切な手段で、迅速且つ正確に情報を提供し、医療に役立てる責務があり、それを歪めるおそれのある行為は厳しくこれを慎まなければならない。
本コードは、このような観点から、衛生検査所が検体検査のプロモーションを実施する際、当然遵守すべき行動規範を明示し、会員会社が本コードに則ったプロモーションを行うことを目的に策定したものである。
従って、プロモーションにおける違反行為や関係自主規制の違反行為は、例え本コードに具体的な記載がなくても、本コードに反するものとみなされる。
会員会社は、本コードを更に具体化、あるいは独自の項目を加えた「自社コード」を策定し、自社のプロモーションにおける行動規範とすることが望まれる。
本コードにより設定される「プロモーションコード委員会」は、本コードの管理のほかコードに違反した会員会社に自主的な改善のための措置を求め、違反行為により法的処分を受ける等重大なコード違反の場合には社名を公表する等然るべき措置を講ずることとなる。
一般社団法人日本衛生検査所協会
![]() |
![]() |